Symphony

フロムゲーが基本です

G線上の魔王 感想

※ネタバレあり 考察じゃないです。あくまで個人的な意見です。

 

 

☆残念・気になる点 

①サブヒロインルートの魔王

花音√で魔王が言っている台詞。京介に愛が出来たから魔王は存在しない。計画をfullにおこなうにはハルとくっつけてから死ぬ、エンディング後の展開を行う必要があります。サブヒロインルートでは魔王はいなくなったとされていましたが、手段を選ばないとされる彼なら他のヒロインを排除してでも計画に移すべきでしょう。 あくまでサブヒロインルートはifの世界のサービスシーンですね。

②兄を仄めかす描写が少ない

1に連動することですが、真の魔王である兄の存在及び過去や家族構成を仄めかすヒントが少なすぎる。叙述トリックと呼ぶには厳しいでしょう。単純に複数の人格で良かったと思います。

③ハルの勇者と魔王の対峙

散々引っ張っておいてハルと魔王が対峙する場面が少ない。結局魔王は誘導と京介君が頑張る形で終結したので、終盤の勇者様の見せ場や成長が無かったといっていいでしょう。

OOのサーシェスとロックオンと刹那の展開を思い出しますね…

④愚痴

クラシックアレンジが不快。特に天国と地獄と剣の舞。

堀部のビジュアルが欲しかった。

 

☆魔王の行動理由や活動範囲が狭いことについて

私は不満がありません。それだけの理由の為に全てを捧げる人だったのでしょう。金も名誉も国でさえもその気になれば掌握できたかも知れません。決意した彼の興味では無かっただけのこと。 

 

好きなルート

ハル>水羽>花音>椿姫

序盤の√ほど、車輪臭くダラダラと陰気臭く引き伸ばしてる感があり嫌いです。

水羽√がギャグテイストで本番前の箸休めとしていいアクセントでした。

 

良かった点

①厨二心くすぐるサスペンス

やっぱりこの点に尽きるでしょう。サスペンスもの他にもしてみたいですね。

②エピローグ

エンディング後の魔王としてのしがらみ、主人公への報いと救い。どれも最高ですね。

③終盤の展開

エピローグの感想とほぼ同じですが、これまでのヒロインが協力して助けるドタバタギャグ展開で解決しないのは本当に嬉しい!!!

④ギャグ

水羽√の部活を中心にハルとのやりとりなど面白かったです。良い箸休めですね。

⑤曲

opと挿入歌 close your eyes最高です! 挿入歌はゲーム中は感動するけどオフに聞くと微妙…って事が大半ですが、これは本当にいいですね。

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グリザイアでもありましたなこれ

 

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この瞬間に悪夢は去ったんだ hunted nightmare

こんな娘がいたら僕はもう…!!

テーマとしては家族や愛がメインだと思います

『生けれども生けれども、道は氷河なり。人の生に四季はなく、ただ、冬の荒野があるのみ 。流れ出た血と涙は、拭わずともいずれ凍りつく 』